最終更新日:2024/04/25
白山神社は平泉の毛越寺と深いかかわりを持つ、中世の「一山寺院」勝大寺の鎮守神で、旧衆徒の後を継ぐ坊中の人々が中心となり祭りの祭事を執り行っている。
古式ゆかしい祭事は、献膳・獅子舞(ちゃれこ舞)・御山開き・御法楽・入振舞(長刀舞)・飛作舞・田楽舞・馬乗渡しの順序での神事芸能が社前「野舞台」で奉納される。すべて古い寺院演能である「延年」の伝統を伝えている。馬乗渡しは流鏑馬の神事で、扇の的を射ち落とし、その扇を観覧者が奪い合うのもまた楽しい。この的は田楽舞の花笠と同じく、豊作や火除けの護符にするという。
「小迫の延年」は国の重要無形民俗文化財に指定されており、古来の形式を今に伝える貴重なものである。
◆開催日/令和6年4月7日(日)<毎年4月第1日曜日>
◆時 間/本祭 13:00~
◆場 所/栗原市金成小迫 白山神社境内
◆交 通/東北自動車道・若柳金成ICより車で10分。
JR仙台駅(旧さくら野仙台店前(32番))から東日本急行バス・栗原市金成庁舎前行きにて約1時間30分終点下車。
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