最終更新日:2024/04/22
平成8年に宮城県の無形民俗文化財に指定された「梵天ばやい」は、金銅の菩薩立像では東北最古のものと推測される「御神体」御開帳の際に行われる船形山神社の神事。御神体の湿り具合を見てその年の作凶を占う。
信者たちが長さ約2mの竹に紙垂(かみしで)をつけた「梵天」を奉納。梵天が神官により投げられ、詣人は競ってそれを奪い合い、最初に竹を地面に直立させた者に梵天が授けられる。
勝ち取った梵天は、小さく割って苗代の水口に立てると水かかりがよく、豊作に恵まれるといわれており、「山の神が春になると里を降りて田の神になる」という郷土信仰の伝承がそのまま勇壮な祭の形になった貴重な習俗である。
※2024年からは山には登らず開催。
◆開催日/2024年5月1日(水)<毎年同日>
◆時間/12:00頃
◆場所/大和町吉田升沢船形山神社
◆交通/仙台市営地下鉄泉中央駅から宮城交通バス吉岡行きで約40分、上町下車。上町から車で約30分。または東北自動車道・大和ICより車で約45分。
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