最終更新日:2023/09/11
心地よい海風に誘われて、「塩竈市」に行ってきました。JR本塩釜駅前をいろいろと探索してみたのですが、市民の皆さんが穏やかで優しく、旅する人にとっては、とてもいいかもしれません。
まずは、JR本塩釜駅前をご紹介しますが、こちらには、訪れたのが毎年海の日に開催される「塩竈みなと祭り」前のこととあり、大変、活気がありました。
もともと、漁港の町で、まぐ介くんというキャラクターをマスコットキャラクターにあげるくらい、マグロが有名な町です。お寿司屋さんもたくさんありますし、至るお店で、美味しいまぐろ、新鮮なまぐろをあしらった、海鮮丼やお寿司、チラシ寿司などを食べることができます。
この写真は、「直会(なおらい)横丁」の様子で、まだあまりメジャーではないかもしれません。しかし、東日本大震災の津波で被災した宮城県塩竃市海岸通の市街地再発事業で出来た施設であり、鹽竈神社の門前町の風情をとりいれた飲食店街で、ここにくればお寿司屋さんもあるし、居酒屋もあるというものです。JR本塩釜駅内に観光案内所があるので、こちらで街歩きの地図を頂いて、門前町を歩いてみるのも楽しいかもしれません。
「塩竈みなと祭り」で、顔となる志波彦神社と鹽竈神社の神輿が、神社にあります。こちらの神社は、知る人ぞ知る、由緒正しき神社で1200年もの歴史があり、お祭りの日は、この2つの神社の神輿が担ぎ出され、湾内を練り歩くという、勇壮かつ荘厳なお祭りで、市民の方いわく、人生で1度は見て頂きたいといえるお祭りだそうです。ただ、人混みで大変でもあり、覚悟して見に行く必要はあるかもしれませんが、それくらい価値のあるお祭りです。
普段の神社のお姿は、とても静かで、たくさんの観光客が訪れるにせよ、桜が美しかったり、「うまくいくお守り」などが売られていて、それに導かれ、多くの方が神様に助けて頂くことも多々あるようで、地元の方は元より市内外の方から愛されています。
塩竈市には、享保9年創業の「浦霞醸造元株式会社佐浦」さんがあります。
こちらの蔵元を訪問させて頂いたのですが、とてもつくりがしっかりしており、歴史を感じる建造物と、キリリとまろやかな口当たりの日本酒が魅力で、門前町にある「浦霞 酒ギャラリー」の素晴しさにいたく感動して帰ってきました。利き酒コーナー(300円と400円がある。おちょこ付き。)があり、複数のお酒が試飲できます。
パッケージには、源実朝の「金槐和歌集」の中の句、「塩竈の 浦の松風霞むなり 八十島かけて春や立つらん」という有名な一句が書いてあるのも見受けられます。どこかで必ず聞いたことがあると思いますが、この句から「浦」という一文字と「霞」という一文字をとって「浦霞」という名前がつけられたそうです。さわやかな春を思い立たせる、浦霞、ぜひとも多くの方にお買い求め頂ければと感じています。
現在は終了していますが、震災後、地域の復興のために「浦霞発、日本酒のチカラ」プロジェクトを行っていました。宮城県に浦霞ありとはよく聞きますが、米どころの宮城県でこのような美味しいお酒を飲めるのは、昔からこのように伝統を守ってきた方達がいるからこそです。これからも、日本人として、価値あるものをなくさないような努力は大事だなと感じました。
また、榮太郎本舗、そうです、なまどらで有名です。
このお菓子が、塩竈のものだとご存じの方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。宮城県の銘菓として著名であり、わたしも恥ずかしながら、今回の取材で塩竈が発祥だと初めて知りました。こちらの塩竈の本店でしか出会えないお菓子もたくさんあり、これらを求めて、塩竈市の榮太郎さんに来てみてはいかがでしょうか。本当に美味しいお菓子です。
塩竈市にはご高齢者や外国人の方もたくさんみえているようです。
また、アクセス情報ですが、自動車で来た方のために塩竈中央公共駐車場というものもあります。他にも、タイムスなどの駐車場も各所にあり、便利です。お祭りの期間などは、それこそ渋滞は懸念事項ですが、ふだんは、仙台駅から電車からでも自動車からでも、簡単に来ることができます。
<塩竈中央公共駐車場>
住所:塩竈市海岸通1番10号
118台 24時間可
7:00~20:00 最大料金(700円)(30分毎100円)
20:00~7:00 最大料金(500円)(60分毎100円)
他にも、こんな便利なものを見つけました。写真は「しおナビ」という市内循環バスです。公共施設の利用促進、高齢者の外出支援、商店街の活性化、環境負荷の軽減などを目的としてつくられたもので、どこから乗ってもどこから降りても100円だけで済むというのが魅力です(取材時点)。また、運賃の支払いは、イクスカやスイカで出来てしまうという優れもの。塩竃の方以外でも利用できますので、ぜひご利用なさってみてください。
(https://www.city.shiogama.miyagi.jp/soshiki/6/1859.html)
塩竈市ホームページ参照
(塩竈市お土産一例、株式会社佐浦さんの利き酒おちょこと一緒に)
ぜひ、こちらの記事を読んで頂き、国際モデル都市にもなっている塩竈市を訪問してみてください。酒もつまみもスイーツも。とにかく何でもあるのですが、塩竈市にこれほどお楽しみスポットがあるのを知らない人が県内外でも意外と多いかもしれません。
街歩きをしてみたまとめとして、学生さんやご家族連れの方など、多くの方にとって、お財布に優しいお店、食べ物がたくさんあるように見受けられました。
美術館などの施設もオススメです。ぜひ、自分なりの塩竃スポットを発掘し、楽しんでくださいね!!!たくさんの歓迎サインがまちの随所にあらわれています。
この記事のライター
ニックネーム/SATOMI 宮城県に住んで20年!宮城県大好き人間。 わたしの記事を読んで、宮城県に観光しにきてください! |
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