最終更新日:2023/09/15
こんにちは。
仙台駅からバスで約20分の距離にある緑のオアシス、野草園をご存じですか?
今回は春から秋にかけて宮城や東北に古くから自生する様々な植物を見ることができる野草園と、その周辺情報をお届けします。
仙台駅西口側にあるバスロータリー11番から、『仙台市営バス[610] 野草園前行』に乗って約17分で施設のすぐ前のバス停に到着します。
バス停の横には駐車場もあるので、自家用車でもアクセスできます。
野草園があるのは小高い山の一角で、周辺も緑にあふれており、お寺や伊達家の霊廟などが点在しています。
入り口から中に入るとまず「どんぐり庵」というお食事やコーヒーが飲める休憩所があり、階段を下りたところに窓口と園内への入り口があります。
入園料は大人240円ととてもお財布にやさしいです。
展示スペースでは期間限定で様々な催しがされております♪
私が行った時には優しい光が印象的な灯篭の展示がされていました。
園内に入ると様々なエリアに分かれており、1,000種を超える種子植物・シダ植物・コケ類が植えられています。
芝生広場は大きな木と綺麗な芝生が気持ちよく広がっており、小さな子ども連れのご家族がピクニックに来たりしていました。
近くにあるテレビ局の鉄塔とのコントラストが都会の中のオアシスを感じさせます。
ここにあるのは基本的に山などに自生している野草のため、観賞用の華やかな色や形の花は少なく、主に散策を楽しみながらゆっくりと草花を観察する施設となっています。
派手さはないですが、その分写真の撮り方によっては優しい世界感を出せます。
9月上旬に訪れた際はちょうど夏のお花から秋のお花が切り替わるころで、咲いている品種は少なかったのですが、白や薄ピンク、薄紫などの秋らしい色彩がちらほら見られて綺麗でした。
園内は自然の地形を再現しており、そこここに珍しい品種の草花と雑草が入り混じって見ることができます。
高山植物区は仙台市内にいることを忘れそうなほどワイルドな世界が広がっていました。
園内はかなり広く、また高低差のある造りになっていて意外と足腰を鍛えられます。
ちょっと息切れしながら階段を上っていると、一眼レフと三脚を抱えたご年配の方とすれ違い、日ごろの運動不足を痛感しました…。
ちなみに園内には綺麗なトイレやベンチ、水飲み場などもあるので、幅広い世代の方が安心して訪れることができますよ。
自然散策をしながらしっかり回ると結構な運動になりますので、近くに住む方にとっては良い憩いの場なんですね。
9月中旬からは「萩まつり」が開催され、10月からは紅葉も楽しめるとのことです!
ぜひ足を運んでみてくださいね♪
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【野草園詳細情報】
住所:仙台市太白区茂ヶ崎二丁目1-1
開園時間:午前9時~午後4時45分
開園期間:3月20日~11月30日(野草館は12月28日~1月4日を除いて通年開館)
利用料金:大人240円 小・中学生60円 ※未就学児は無料
駐車場:30台(無料)
アクセス:JR仙台駅前バスプール11番より仙台市営バス「野草園行」に乗車
⇒終点「野草園前」下車 徒歩1分
HP:http://www.sendai-park.or.jp/web/info/yasouen
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**** おまけ情報 ****
今回私は長町側から「大年寺」のすぐ横にある階段を上って野草園まで行ったのですが、そこの階段がなかなか圧巻の長さでした…!
途中で3回ほど休憩をはさんでやっと登りきることができました。
ここでもご年配の方が普通に登っていらして尊敬したのと、トレーニングのために上り下り(!)している方もいらっしゃいました。
木漏れ日が気持ちよく、もみじや桜などもありましたので季節によってはお花見や紅葉も楽しめそうですが、野草園を含めて特に足元は歩きやすい服装必須です。
階段(大年寺)への入り口はこんな感じです。
ちなみに階段を上りきったところはGooglマップでは「茂ヶ崎城跡」となっていますが、現在は公園のような緑地が広がっており、一帯が「大年寺山公園」となっているようです。
緑地をしばらく歩いていると仙台藩第4代藩主伊達綱村をはじめ、歴代藩主やその夫人である姫君たちの霊廟があります。(中に入って見学はできませんが、看板がありました。)
いかがでしたでしょうか?
特に平日は人も少なく静かに自然を楽しむことができるこれらのスポット、野草園を含めて1~2時間ほどですべてを見ることができますので、人込みを避けてゆっくりと過ごしたい方におすすめです。
仙台の穴場スポットをこれからもご紹介してまいりますので、お楽しみに!
この記事のライター
ニックネーム/Sayu.S 本、自然、旅が好きなWebクリエイターです。絶景を求めて世界中を旅した経験から、自分が出会った素敵な景色や町を紹介することで東北の魅力を伝えたいと思っています。 |
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