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日本初と言われている金が発見された場所で砂金採り体験や金の歴史を学んできました

最終更新日:2023/10/05

季節
4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月
市町村
県北エリア-涌谷町
目的
体験観光-歴史・文化

今回の記事は涌谷町です。涌谷町といえば日本で初めて金が採れた地と言われています。

近年、金の買取価格相場は高騰しており1g10000円という金額にまで騰がりました。(2023年9月時点)

 

ということで…

 

 

涌谷町の天平ろまん館に来ました。

何故来たのかと言うと…

 

 

砂金採り体験ができるからです。

今回は砂金採り体験を行った後に、天平ロマン館に併設されている歴史館で涌谷町の金について学び、隣接する黄金山神社に行きたいと思います。

 

それではさっそく

 

 

砂金を採っていきたいと思います。

できればたくさん採りたい。お客さんも同じ思いで砂金採り体験をしているはずなので、私も全力で砂金を採りまくりたいと思います。

 

 

今回砂金採りの世界大会で優勝した経験を持つ大崎さんに教えてもらいます。

 

 

砂金採り用のパンニング皿と砂金を入れるための容器をもらってスタートです。

 

やり方を順番に紹介していきます。

 

 

底の砂をすくっていきます。ポイントとしては底からしっかり砂をすくうことです。

 

 

すくった砂を左右に揺らします。揺らすことで重い砂利や金を皿の底に落とすことができます。

 

 

その後円を描くように皿を回しながら砂を減らしていきます。

 

 

ある程度まで砂を減らして砂金があるかチェックしていきます。

 

 

画像右上の砂金があるのがわかるでしょうか?

 

制限時間30分で取り放題です。初めての方はよくて3粒ほどみつけることができるのだとか。

私の方ですが、30分間全力で行い

 

 

4粒GETしました!

平均を超えたことがとても嬉しい。

お話を聞くと、子供連れでいらっしゃって気がつくと親のほうが夢中になっているなんていうことも多々あるようです。

 

砂金が採ることができて大満足の中、歴史館で金と涌谷町の歴史について学んでいきます。

 

約1270年前に涌谷町から奈良に金が運ばれたとのことで、実際に運ばれた金の重さは約13.5kg。

その重さを体験できるスペースが歴史館入口前にあったので体験していきます。

 

 

お風呂の桶に半分くらいの量のタングステン(金とほぼ同じ比重)が入っているのですが、見た目に反してずっしりときます。

13.5kg。gになおすと13500gです。

現在の金の価値がgで1万円とすると、1億3500万円相当ということになります。

つまり1億3500万円の重みを感じることができる希少な体験なのでぜひやってみましょう。

 

 

歴史館内では音声ガイダンスが流れ、声優で涌谷町黄金大使の安野希世乃さんが音声ガイダンスを行ってくれます。

歴史館では涌谷町の金の歴史、当時の人々の暮らしなどを知ることができます。

 

 

館内へ。撮影禁止の区画もあるので撮影する際は注意してください。

 

それでは、涌谷町と金のつながりを軽くふれていきます。

 

8世紀ごろ、涌谷町は【小田郡】という郡に属しておりました。

 

741年に当時の天皇が国分寺というお寺を全国に作りましょうといいました。

 

しかし!大仏に使用する金が不足しています。なぜなら当時金はすべて輸入品で供給が安定していなかったからです。

 

来たる749年。砂金13kgを小田郡(涌谷町)が献上します。

 

国のピンチに駆けつける。かっこいいですよね。

 

 

金も展示されていました。

 

 

展示だけではなく、上記のボタンを押すと項目ごとに

 

 

映像で解説してくれるコーナーもありました。こちらはぜひご自身で体験してみてください。

 

 

もちろん現在も金は、アクセサリーや電気部品などたくさんの用途で使われています。

半導体に利用されている金線は1gの金から約100mもの長さの線が加工できるという表記があり驚きました。

 

調べてみると非常に柔らかく加工がしやすいという特徴を持っているようです。

 

ということで歴史館をあとにし、天平ろまん館に隣接している黄金山神社に向かいます。

 

 

黄金色の鳥居。神々しいですね。

 

黄金山神社は金を献上する以前から存在していたそうなのですが、金を献上後に『延喜式神名帳』に登載され、延喜式内社という由緒ある社、国家の神社となりました。

境内では

 

 

夏になるとホタルを見ることができます。

毎年ホタル祭りが開かれたくさんの人がホタルを見に来ます。

 

 

くがね庵という茶屋もあり、自然に囲まれた中でお茶を楽しむこともできます。

 

 

金運や商売繁盛のご利益があるということで、自分の商売が繁盛するようにお願いしてきました。

 

 

最後に道中の木がとても大きくどうしても写真に収めたくなりました。

 

歴史館、砂金採り体験、黄金山神社と移動して掛かった時間は約1時間半でした。

 

ちなみに帰り道に創業46年のハンバーグレストラン【つきみち】へ。

 

実は私涌谷町出身で子供の頃からつきみちでハンバーグを食べていまして…涌谷町民が愛してやまないお店です。

 

 

チーズハンバーグ。昔から変わらないトマトソースがたまりません。昔からたくさんのお客さんで賑わっていて、休日となるとひっきりなしにお客さんが訪れる人気店です。

 

 

とても充実した時間が過ごせました。ぜひ皆さんも行ってみてください。

 

■基本情報

涌谷天平ろまん館

アクセス:宮城県遠田郡涌谷町黄金山1-3

駐車場:天平ろまん館にあり(無料)

公式HP:こちら

料金等について:こちら

 

ハンバーグレストランつきみち

アクセス:宮城県遠田郡涌谷町下道13−1

公式HP:こちら

 

 

 

この記事のライター

 

ニックネーム/ささキジ

【大人に夢と遊び心を思い出させる】を信条に宮城県のスポットやお店を紹介する記事を独自の視点で書いています。 

 

 

 

 

 

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