最終更新日:2023/12/05
70年近い歴史を誇り、2023年6月にプラネタリウムの機器をはじめ施設のリニューアルが行われた仙台市天文台は、子どもから大人まで幅広い世代が“宇宙を身近に”感じるわくわくの体験ができる施設です。
季節を問わず滞在を楽しむことができ、ゆったりと非日常の世界に触れることができるので、寒い季節のお出かけにもおすすめです♪
©仙台市天文台
真っ白な外壁とモダンな建築美が素敵な外観の仙台市天文台。
周囲は閑静な住宅街と山々に囲まれていますので、晴れた日には「惑星広場」と呼ばれる庭の散策をすると気持ちがよさそうです♪
入館口から入るとすぐに、明るく広いオープンスペースとかつて実際に使われていたプラネタリウムの投映機や望遠鏡が目に入ります!
オープンスペースを進んで右側にはプラネタリウムと展示室が広がっており、インフォメーションで料金を払って見学します。
【観覧料】
[展示室]
一般 ¥610
高校生 ¥350
小・中学生 ¥250
[プラネタリウム]
一般 ¥610
高校生 ¥350
小・中学生 ¥250
[セット券(展示室+プラネタリウム1回分)]
一般 ¥1000
高校生 ¥610
小・中学生 ¥400
※別途団体料金有り
まずはリニューアルされたばかりのプラネタリウムをのぞいてみます。
ドームいっぱいに鮮やかな星を映し出す投映機『CHIRONⅢ』(ケイロンスリー)が設置されたプラネタリウムの内部。
リニューアルでは座席間の照明を追加し、より安全に移動できるよう明るくわかりやすくなりました。
©仙台市天文台
投映機はすべてLED化されていて、本物の星の色を表現するためそれぞれわずかに色が異なり、自然な星の瞬きまで再現できるそうです。
©仙台市天文台
さらに、4Kプロジェクタ映像によるリアルな雲の動きや、惑星表面の描写もより解像度の高い映像を見ることができます!
©仙台市天文台
暮れなずむ夕空や、朝焼けの空もダイナミックに再現されます!
刻々と表情が変わる空の色や光の加減も4Kプロジェクタが映し出してくれます。
じっくりと空を眺め光に包まれるような体験は日常では中々できないと思いますので、没入できそうですね♪
©仙台市天文台
プラネタリウムの投映番組は星空の観察ができるものだけでなく、プラネタリウムこどもの時間 「プラネくんとあそぼう!」といった対話型のものや、プラネタリウム100周年特別投映である『仙台のプラネタリウム史』などバラエティーに富んでおり、様々なテーマで観る人を宇宙の世界に引き込みます。
©仙台市天文台
お次は展示室に行ってみましょう!
©仙台市天文台
展示室の入り口付近でも、鮮やかな星空や惑星の映像を見ることができます!
パネルに映し出される映像とは思えないほどの精密さと鮮やかさで、感動しました…!
展示室は様々なテーマで展示物が設置されており、順路はなく自由に歩き回りながら自分のペースで見学することができます。
印象的な惑星の模型がどこから見てもカッコよく、視覚的にわくわくさせてくれます♪
精巧な模型とデジタル機器の両方で星や銀河の仕組みを学んだり体験することができます。
貴重な本物の隕石の展示もありました!実際に触ることができたり、断面に浮かび上がる含有物の模様が不思議で、神秘的かつ格好良かったです。
3階には、「ひとみ望遠鏡観測室」があります。
東北最大の口径1.3mのひとみ望遠鏡は、 17等星ほどの暗い星まで観測可能で、研究のための観測にも使われます!
毎週土曜日の夜には、一般向けの天体観望会も開催しているそうです♪
ひとみ望遠鏡の見学は決まった時間にのみ行われていますので、HPで開催時間をチェックしてみてください。
©仙台市天文台
最後に1階のオープンスペースにあるカフェと売店にも立ち寄りましたので、ご紹介させていただきます♪
大きな窓から自然光が入るオープンスペースにはイスとテーブルが並べられ、休憩やカフェで購入したものをゆっくりと食べることができます。
「宇宙(そら)カフェ」では、珈琲などの飲み物のほか天文台オリジナルのスイーツやパンなども販売されています!
季節によってメニューが変わるようですが、取材に伺った際にはカラフルなわたあめが子どもさんに人気でした♪
カフェの奥にあるのがミュージアムショップです。
組み立て式の望遠鏡や星座早見盤など、天文に関係するグッズのほか、天文台オリジナル商品もありました。
特に「コズミックキャンディ」というスティックキャンディが人気のようで、キャンディの部分がリアルな星のようになっているんです!
筆者も購入♪オープンスペースのテーブルの上で撮影しました♪
味はいちご味とソーダ味の2種類があります。
ちょっとした記念や思い出にとても良いですね!
取材した日は平日にもかかわらず閉館時間の17:00(土曜日のみ21:30)になるまでお客様がたくさん滞在されていたので、写真を撮るのが大変なほどでした。
学生の課外学習や、団体予約も多いとのことで、多くの人に愛される施設であることを感じました!
キッズスペースや授乳室等幅広い世代が安心して利用できる設備が整っていますので、
ぜひ東北随一の天文の世界を体感しに足を運んでみてくださいね!
[詳細情報]
住所:〒989-3123 仙台市青葉区錦ケ丘9丁目29-32
TEL:022-391-1300
開館時間
【平日・日曜日・祝日】9:00-17:00
【土曜日】9:00-21:30 ※展示室は17:00まで
※いずれもチケット販売は閉館30分前まで
休館日:水曜日・第3火曜日
(上記が祝休日の場合はその直後の平日に休館)
年末年始(12月29日-1月3日)
※学校長期休業期間中は開館
アクセス
【車】
仙台駅前から約30分、または東北自動車道仙台宮城ICから国道48号線経由で約10分
【バス(仙台駅から)】
愛子観光バス:「錦ケ丘」行き
仙台駅西口「52番」停留所→錦ケ丘七丁目北・天文台入口下車→徒歩5分
タケヤ交通:「秋保・川崎 仙台西部ライナー」
仙台駅西口「63番」停留所→仙台市天文台→徒歩すぐ
※仙台市天文台は、開館日のみの停車につき休館日は通過となります。
駐車場:あり(125台)
この記事のライター
ニックネーム/Sayu.S 本、自然、旅が好きなWebクリエイターです。絶景を求めて世界中を旅した経験から、自分が出会った素敵な景色や町を紹介することで東北の魅力を伝えたいと思っています。 |
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