最終更新日:2023/12/12
こんにちは。宮城まるごと探訪 地元Webライターの堀口りなこです。
今回は、蔵のまちと言われている村田町(むらたまち)の蔵の町並みで発見したおすすめスポットを2つご紹介します。
大人の休日にぴったりなスポットですので、ぜひご覧ください。
村田町には、蔵の町並みと呼ばれる、重要伝統的建造物群保存地区エリアがあります。
その昔、この地域は商業の中心地だったそうで、蔵や歴史的な建造物は、昔の繁栄と商業の面影を今に伝えています。
蔵の町並みがそのまま残っているのはとても貴重なことで、2011年に公開された映画「エクレール・お菓子放浪記」のロケ地にもなったのだとか。
東日本大震災と重なった年に映画公開となりましたが、震災復興を支援する映画としてたくさんの人を繋げる作品として語られているようです。
ロケ地の聖地巡礼としても訪れてみても、また違った楽しみがありそうです。
訪れたのは、セレクトショップ「余白YOHAKU」さんです
コロナ禍を機会に、まずは地元の人に足を運んでもらえる場所をつくりたいと思ったのがきっかけとなり、2021年の秋にオープンしました。
店構えからなにが待っているのか、どんなお店なのかとワクワクしてきました。
いざ入店です!
薄暗がりの店内には、ひとつひとつの商品が大切に並んでいました。
売り物でありながら、作品としてすっかり見入ってしまいそうです。
ここからは、商品のことを「逸品」とお呼びすることにしましょう。
店内のディスプレイに使われている棚や机は、その逸品にあうように特注してつくったものだそうで、徹底したお店のコンセプトづくりが伝わってきます。
店舗は築150年以上の蔵を利用していますが、リノベーションは一切行っていないという事実をお聞きし、驚きの連続でした。
逸品についても、店主の横山さんに詳しくご紹介いただきました!
東北や東北にゆかりのある地を中心に揃えられた、選りすぐりの逸品。
全てご紹介したいところですが、今回は主に宮城県内をピックアップしてお伝えします。
まずこちらは、登米市(とめし)の登米町森林組合(とよままちしんりんくみあい)でつくられた無垢材のうつわです。
表面がつるつる滑らかで、やさしい触り心地が特徴です。
なんと樹齢50年〜60年の樹木が使われているそうで、香りや重さ、ひとつひとつに違いがあるのだとか。
小さなお子様向けには、知育玩具はいかがでしょうか。
可愛らしいデザインなので、飾っておくだけでも生活を豊かにしてくれそうです。
続いて、仙台市 秋保町(あきうまち)でつくられた仙台ガラスをご紹介します。
「手ふき」と呼ばれる手法で地道な作業を繰り返してつくられたガラス製品は、着色は一切していないとのことで、自然が生み出す色味に心奪われますよね。
宮城県とゆかりのある場所、沖縄県の久米島(くめじま)の逸品もご紹介します。
なぜ久米島がゆかりの地なのか不思議に思いお聞きしたところ、東北楽天イーグルスの主要キャンプ地であることを教えていただきました。
自然豊か、採れるものが新鮮である久米島。
魅力をPRしないのはもったいないと思い、店舗に並べることに決めた経緯があったようです。
そんな店内全ての逸品に共通するのは、「丁寧な手仕事がかたちになって出来上がったもの」ということでした。
また、特注品も承っているようですよ。
お茶漬け専用のお茶碗や、お好みのお色味のクロス...。
できる限りご要望に沿って対応してくださるとのことでした。
気になった方は店頭でご相談いただくか、下記HPからお問い合わせしてみてくださいね。
余白YOHAKUオーダー専用ページ:https://yohaku.shop/order/
店主の横山さんは、土曜日と日曜日が在店日となります。
蔵の観光案内所にお声がけいただくと、いつでも店内を自由にみることができますので、お気軽にお立ち寄りくださいね。
横山さんは「がんばろう宮城」希望のラジオのパーソナリティ(FM仙台 / ON AIR 毎週火曜日 18:30~18:45)も努められており、観光への貢献度は未知数。
そんなスゴ腕の方ですが、とても気さくにお話してくださいますので、タイミングよくお会いできるとよいですね。
お越しいただいた皆さんひとりひとりが、とても有意義な時間を過ごせることでしょう。
ぜひ皆さんも足を運び、旅の記念をみつけてみてはいかがでしょうか?
美味しいものも忘れてはいけませんね!
新店舗「蔵TORIA Kitchen Yu(くらとりあ きっちん ゆー)」さんにやってきました。
おしゃれなロゴが目を引くこちらのお店は、なんと今年(2023年)の11月にオープンしたばかりとのことです。
ロゴのデザインは、店長である森田さん自身が考案されました。
蔵の町並みでは年に1度陶器市が開催されるようで、出店されている職人さんが手がけたこだわりの陶器です。
ランチとディナーを提供しているお店ですが、今回はランチを食べにいってみましたよ!
(ディナーは木曜日・金曜日・土曜日・日曜日の営業)
店内も雰囲気のよさが伺えます。
品を感じさせながらもカジュアルに楽しめる空間なので、みんなでワイワイするのはもちろん、お忍び気分でひとり時間に行ってみるのもいいかもしれませんね。
メニューは、パスタランチ、プレートランチ、ピザランチ、洋食ランチの4種類あり、全て週替わりで提供されています。
メニューの切り替えは「毎週木曜日」なのだそうです。
どれにするか迷いましたが、パスタとピザをいただきました。
どうでしょうか、このボリューム。
お皿いっぱいに広がるピザは、生地から手作りです!
底生地はパリパリですが、耳の部分はもっちりしていて食べごたえ抜群です。
【2023年12月8日から、ピザのテイクアウト販売もはじめました】
特製ドレッシングのサラダとドリンクもついたセットメニューとなっており、リーズナブルにこんなに美味しいものをいただけるのはうれしいですね。
店長の森田さんは、神奈川県からご家族で移住されてきたようで、2019年〜2021年の3年間にわたり村田町の地域おこし協力隊に従事されました。
任期も終わるころ、なにか新しいことにチャレンジしたいと考えていたときにご縁があったそうで、まずはお総菜屋さんとしてテイクアウトのお店をスタートされたそうです。
そして当初から抱いていた「蔵を生かした和の空間で、洋をやってみたい」という思いがふくらんでいき、2023年11月にイタリアンレストランが誕生しました。
重要伝統的建造物に指定されている蔵に手を加えるのは簡単ではなく、慎重に進める必要があったため、ときには大変なこともあったそうです。
そんな苦労も経て、満を持して新たなスタートを切った「蔵TORIA Kitchen Yu」さんは、これからますますパワーアップしていくことでしょう。
特別に2階も案内していただきました!
ゆくゆくは2階もお席として提供していきたいとのことでしたので、楽しみに待っていましょうね。
店名の「蔵TORIA」はイタリア語の「TORATTORIA(大衆的)」と「蔵」をかけあわせているそうで、その名のとおり肩ひじ張らずに過ごせることも魅力です。
どうぞお気軽にお越しいただき、歴史ある蔵の魅力に触れながら美味しいごちそうを味わってみてくださいね。
今回は趣のある蔵のまち「村田町」をご紹介しました。
古くからの歴史を感じながらも、新しい発見に出会える場所ですので、ぜひ一度遊びにいってみてください!
余白YOHAKU
【場所】 宮城県柴田郡村田町大字村田字町187
【連絡先】 022-224-3011
【営業時間】11:00 ~ 16:00
【定休日】 無し(年末年始は除く)
【駐車場】 無し。町営駐車場をご利用ください。
【その他】 店主在店日は、土曜日・日曜日になります。
【SNS】 Instagramアカウント https://www.instagram.com/_yohaku_shop/
蔵TORIA Kitchen Yu
【場所】 宮城県柴田郡村田町大字村田字町182
【連絡先】 0224-87-9311
【営業時間】ランチタイム 11:00 ~ 15:00(ラストオーダーは14:30)
ディナータイム 17:30 ~ 22:00(ラストオーダーは21:30)
【定休日】 水曜日
【駐車場】 有り。満車の際は町営駐車場をご利用ください。
【その他】 ディナータイムは、木曜日・金曜日・土曜日・日曜日の4日間。
【SNS】 Instagramアカウント https://www.instagram.com/kitchen_yu2022/
この記事のライター
ニックネーム/堀口りなこ 1994年生まれ。福島県中通り出身です。 2023年の春より、ご縁があって宮城県にまいりました。 ねことコーヒーをこよなく愛しています。美味しいものも大好きです。 宮城県の魅力をたっぷりとお届けしていきますので「お、ここ行ってみたいかも!」と、少しでも感じていただけたらうれしいです。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
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