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宮城まるごと探訪

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この春行ってみたい・・・! 蔵王町でみつけた『気になるスポット』3選

最終更新日:2024/04/09

季節
4月
市町村
県南エリア-蔵王町
目的
レジャースポット-動・植物園、水族館/食・土産-郷土・名物料理 ショッピング

 

こんにちは。宮城まるごと探訪地元Webライターの堀口りなこです。

 

春の訪れを感じる時期に入り、お出かけの意欲も高まってきませんか?

 

本記事では、蔵王町(ざおうまち)でみつけた気になるスポットを「学び場」「グルメ」「雑貨」の3つに分けて、ご紹介していきます。

 

これからの暖かい季節にピッタリですので、どうぞご覧ください。

 

1.気になる学び場『ことりはうす』

 

「ことりはうす」さんは「宮城県森林インストラクター協会」が、県から委託を受けて運営している公共施設です。

 

その名のとおり、鳥にまつわる学習施設ですが、蔵王の自然環境についても詳しく学べます。

 

2020年2月に一部リニューアルされ、今年でオープン30周年を迎えるそうです。

 

平仮名の施設名「ことりはうす」も可愛らしく、親しみが持てますよね。

 

早速、入場の様子から、詳しくご紹介していきますよ!

 

まずは受付で入場券をお買い求めください。

 

1Fでは「蔵王に関する歴史」がメインに展示されています。

 

リニューアル時に加わったコーナーを中心に、ご紹介していきます。

 

【展示物 蔵王のすがた】

タッチパネルに触れると、季節ごとのカテゴリが選択できます。

こちらの写真は「蔵王の春の鳥」というカテゴリを選んだ際の様子です。

 

【展示物 蔵王の動植物】

蔵王連峰には、県内で最も標高が高いと言われている「熊野岳」があります。

標高1,700m以上の区域は「高山帯」と呼ぶのですが、高い標高の地でしかみることができない生き物も多く存在していることが分かりました・・・!

標高に応じて、住む生き物も少しずつ違っていくのですね。

 

続いて「野鳥の生態」を学ぶことができる2Fへ!

 

実際に野鳥を観察できるのが、最大の魅力です。

 

観察室にはさまざまな野鳥、そしてときどきリスも遊びにきてくれるそうです。

 

こちらの画像は、ことりはうすさんからご提供いただいたお写真を組み合わせたものです。

 

「3月~5月上旬頃は、1年で最も観察しやすい時期なんですよ!」と、職員の方に、耳よりな情報を教えていただきました。

 

これからの時期は新緑も映え、ますます観察が楽しくなりそうですね!

 

遊びにきてくれる野鳥は、フレンドリーな性格の子が多いのだとか。

 

野鳥保護の観点から人慣れこそさせてはいませんが、そんなお話を聞くと、一気に親しみが湧いてきませんか?

 

ことりはうすさんは、年間を通して様々なイベントを開催しています。

 

この春企画しているイベントを、少しだけピックアップしてご紹介します。

 

野外活動を中心としたイベントが多いのだそうで「できるだけ実際に、自然に触れていただきたい」という、職員の方々の思いがつまっています。

 

外に行かないとみえない景色に触れてみませんか?

 

他にも「ことりブローチ」をつくる体験ができたり、一休みする喫茶コーナーまで完備されていたりと、優しさを感じるばかりです。

※ことりブローチの体験予約は不要で、当日の15時30分まで受付とのことです。

 

開館記念日である毎年「4月29日」そして「5月10日〜5月16日」の愛鳥週間は、無料開放を行っています。

 

お子様だけではなく、誰もが新しい発見に出会えることでしょう。

 

この春の機会を、どうぞお見逃しなく。

 

2.気になるグルメ『ジビエとカフェ ZAZAO』

 

※お店の外観写真は、後日ZAZAOさんから提供いただきました。

 

自然の恵みがたっぷりと感じられる蔵王町!

それに比例するかのように、美味しいグルメもたくさんあります。

 

今回ご紹介するのは、昨年(2023年)の11月にオープンしたばかりの「ジビエとカフェ ZAZAO(ざざお)」さんです。

 

県内でも店舗が限られている「ジビエ料理」をコンセプトにした新しいスタイルのお店ですよ。

 

お若いご夫婦で営業されているのですが、おふたりの絶妙なかけあいも気持ちよく、心地よい空間で過ごすことができます。

 

 

「ジビエ」という言葉、もしかするとまだ聞き慣れていないという方もいらっしゃるかもしれません。

 

簡単に説明すると「食材として捕獲された野生の獣肉」のことを言い、フランス語が語源となっています。

 

国の農林水産省でも「全国ジビエフェア」をはじめとしたPRイベントを開催しており、まさに今注目されていると言ってよいでしょう。

 

早速、ランチメニューを1つずつご紹介していきますね。

 

【ジビエカレー(イノシシ肉は長野から、鹿肉は岩手から取り寄せています)】

仙台市の「Kikuchi Curry」さんが監修された、こちらのカレー。

 

食材(ジビエ肉)のよさが引き出されたこだわりのレシピを、実際に食べて感じてほしいものです。

 

スパイスは効いているのですが、辛みは抑えているので、辛いのが苦手な方もご安心くださいね。

 

「お客様から"このカレーを食べると元気が出てくる"というお言葉をいただいたんですよ!」とうれしそうにお話しする奥様の姿が印象的でした。

 

実際ジビエは、高たんぱく質で低カロリーのため、健康にも非常によいのです。

 

【猪肉マーボー豆腐(イノシシ肉は長野から取り寄せています)】

マーボー豆腐は、奥様のオリジナルメニューです!

 

ZAZAOさんのマーボー豆腐は、お豆腐に負けないぐらい、お肉の存在感たっぷりなんですよ!

 

ゴロゴロとしたひき肉が特徴的で、ピリッとした辛味がクセになる美味しさです。

 

フレンチ料理で振舞われることが多く、ちょっと高級なイメージもあるジビエですが、気軽に食べれるのも「ZAZAO」さんならでは。

 

「この場所が、ジビエの入り口になれたらうれしい」と店主夫婦が、にこやかにお話しくださいました。

 

ご主人の前澤裕之さんは、猟師さんとして実際に活動されています!(写真は、ZAZAOさん提供)

 

猟師として活動する方がいなければ、野生鳥獣による農作物の被害は増えていく一方のため、とても大切な役割を担っています。

 

さらにその先の「命を無駄にしない」というステップまで考えて、サステイナブルな取り組みをされている姿に感心させられます。

 

猟師界では誰もが知っている雑誌「全猟」に特集を組まれたことも!(お店でもご覧いただけます)

 

店内では、飲食の提供以外にも、鹿の骨を活用した犬用のジビエふりかけや、おしゃれなラベルコースター、ジビエ陶器まで、様々なアイテムの販売もされています。

 

毛皮の野球グローブとジビエ陶器は「ソーシャルプロダクツ・アワード2024」にも表彰され、コツコツ積み重ねた取り組みが、かたちとなって実を結んでいるようです。

 

多方面で活用の可能性を秘めているジビエ。

 

しかし、店主夫婦の根底にある思いは、意外にもシンプルでした。

 

「お客様に美味しく食べてほしいという思いが、なによりも大きい」とおっしゃいます。

 

遠刈田温泉で宿泊した翌日に立ち寄るお客様も多いそうで、旅の最後に「美味しかった」という気持ちで帰ってもらえるように意識されているそうです。

 

ドリンクやスイーツも充実していますので、遠刈田温泉街を歩いた後に、一休みするのにも最適!

 

抹茶ラテも自家製ティラミスも本格的で、あれだけ美味しいランチを食べた後なのですが、なんなく食べられました。

 

ランチの場合は、Aセットの「コーヒー&ジェラート」かBセットの「抹茶&ジェラート」をつけるのがオススメです。(下の写真はBセット)

 

「役場の方、地元の猟師さんたちをはじめ、皆さんの協力があって、このお店は成り立っているんですよ」とお話しくださり、周りの方への感謝も絶やしません。

 

お料理に魅了されるのはもちろんのこと、そんな店主夫婦のあたたかな人柄にも触れてみてください。

 

また、日曜日に入店すれば、店主夫婦の息子さんが、小さなスタッフさんとして元気にお迎えしてくれることも。

 

少しでも気になった方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

3.気になる雑貨『遠刈田おとぎ小店』

 

先ほど訪れたZAZAOさんからすぐの場所「アトリエ蔦風庵(あとりえ ちょうふうあん)」さんの入り口に、かわいい自動販売機があるのを知っていますか?

 

設置している方は、「MeryMeryChristmasLand(メリーメリークリスマスランド)」の代表かつイラストレーターの泉さん。

 

当時、雑貨の自動販売機の設置場所を探していた泉さんは、遠刈田温泉街の景観にピンときたのだそうです。

 

そこで、知り合いの島田さん(アトリエ蔦風庵の店主)に声をかけ、店の入り口に設置することが決まったのだとか。

 

設置した結果、訪れるお客様から大好評・・・!

 

「泉さんが手がけたグッズが欲しい」そんな理由から足を運ぶファンの皆さんも、数多くいらっしゃいます。

 

松島にも「松島さざなみ小店」という自動販売機を設置しているそうで、そちらの雑貨も、非常に気になるところです。

 

10種類の雑貨が販売していますので、お気に入りをみつけてみてください。

 

文房具好きの筆者は「遠刈田絵柄フレークシール」をチョイスしましたよ!

 

パネルで記念撮影してみました!

 

おとぎ小店という店名がまさしくお似合いの可愛らしさ、そして景観に溶け込むやさしい雰囲気に、心がキュンとします。

 

ここからは少し余談です。

 

取材中に「この絵のタッチは、やっぱりメリメリ(MeryMeryChristmasLand)さんなのかな?」と筆者が気になってお聞きしたところ、ビンゴ!

 

そう思ったのは、筆者が子ども時代に出会った思い出の雑貨によく似ていたからでした。

 

雑貨屋さんがまだ地元にあまりなかった頃「MeryMeryChristmasLand」さんのイベントに、ご縁があって伺ったことがあり、当時のことがずっと印象に残っていたのです。

 

そして時を経て、取材でまた繋がる・・・!

ご縁は巡り合わせというのは、きっと今回のようなことを言うのですね。

 

 

まとめ

  • 気になる学び場「ことりはうす」は、今年開館30周年!2020年に一部展示がリニューアルされ、野鳥だけではなく蔵王全体を学習できる。年間を通してイベントが充実しており、外に出て、自然をより身近に感じるべし。
  • 気になるグルメ「ジビエとカフェZAZAO」は、2023年11月にオープンした新スタイルの店舗。今注目のジビエに魅了されるのはもちろん、店主夫婦の人柄にもぜひ触れてほしい。
  • 気になる雑貨「遠刈田おとぎ小店」では、仙台から雑貨文化を発信している「MeryMeryChristmasLand」さんが手がけた自動販売機。可愛いパネルで記念撮影をすれば、旅の思い出にもなってくれる。

 

 

ことりはうす

【場所】  宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字上ノ原162-1 

【連絡先】   0224-34-1882

【営業時間】9:00 ~ 16:30

【休館日】 月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土日祝日を除く)、12月28日~1月4日

【駐車場】 有り。

【その他】 愛鳥週間(5月10日〜5月16日)及び開館記念日(4月29日)は無料開放日。

【SNS】  https://twitter.com/mifi_koushiki

 

 

 

ジビエとカフェ ZAZAO(ざざお)

【場所】  宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町13

【連絡先】   0224-26-6056

【営業時間】ランチタイム  11:00 ~ 14:00

      カフェタイム  14:00 ~ 16:00

      ディナータイム 18:00 ~ 21:00

【定休日】 月曜日・火曜日

【駐車場】 無し。近隣の公共無料駐車場をご利用ください。

【その他】 ディナータイムは、不定期 ※完全予約制

【SNS】   https://www.instagram.com/zazao.cafe

 

 

遠刈田おとぎ小店

【場所】  宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉寿町12

     「アトリエ 蔦風庵」の入り口にあります。

【その他】 アトリエ蔦風庵さんの営業日は金曜日・土曜日・日曜日です。

      自動販売機は店外に設置されているため、24時間365日いつでもお買い求めいただけます。

【SNS】  MeryMeryChristmasLand https://www.instagram.com/merrys2015/

      アトリエ蔦風庵 https://www.instagram.com/atorie_choufuan/

 

 

 

 

 

この記事のライター

 

ニックネーム/堀口りなこ

1994年生まれ。福島県中通り出身です。 2023年の春より、ご縁があって宮城県にまいりました。 ねことコーヒーをこよなく愛しています。美味しいものも大好きです。 宮城県の魅力をたっぷりとお届けしていきますので「お、ここ行ってみたいかも!」と、少しでも感じていただけたらうれしいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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