最終更新日:2024/07/30
みなさん「とみやど」なる場所はご存知ですか。正式名称は「富谷宿観光交流ステーションとみやど」となっており、富谷市にあります。富谷宿開宿400年を記念し、観光と交流の場として令和3年にオープン。既に来場者は50万人を超え、人気のスポットとなっています。
施設内はミニ宿場町といった雰囲気があり、富谷市出身の偉人・内ヶ崎作三郎(うちがさきさくさぶろう)の功績を伝える記念館や地元で起業チャレンジする飲食店やショップが軒を連ねます。また、休日を中心にマルシェ広場では地元住民による手作り市やイベントステージでの催しも定期的に催されており、交流の拠点として知名度上昇中です。そんな富谷の古き良き歴史と新たなチャレンジが楽しめる「とみやど」を紹介します!
とみやど全貌をご覧ください。内ヶ崎作三郎が開業した「内ヶ崎醤油店」の跡地を利用して作られたということで、施設内には当時使用されていた醸造樽や蔵もありおしゃれ。敷地はコンパクト感があり、アットホームな雰囲気を感じます。飲食店やショップが囲む中庭はパラソルが設置され、飲食、休憩等自由に使用できます。
入口の門から見える景色。思わず入りたくなる佇まい。
飲食店に囲まれた中庭になっており、自由に飲食や休憩ができ、くつろげます。
交流館内は広々とくつろげるスペースになっています。暑い日もクーラー完備で涼めます。
以下、施設内3つの飲食店と2つのショップ、内ヶ崎作三郎記念館を紹介していきます。
1 内ヶ崎作三郎記念館(案内所)
北門(入口)をくぐると右手に見えるのが内ヶ崎作三郎記念館です。
総合案内所内に併設されており、富谷市の地域おこし協力隊の方がスタッフとして常駐しています。
作三郎は味噌醤油業を開業した内ヶ崎醤油屋に生まれました。大正から昭和にかけて県選出の衆院議員を7期務めるとともに、衆院副議長にも就いた富谷市出身の偉人です。また、3年間の英国留学で国際感覚を体得し牧師や学者としても活躍するなど、激動期の日本に大きな功績を残しました。その功績が分かる遺品も多数展示されています。無料で拝観できますので、ぜひお立ち寄りください。
総合案内所ではお土産コーナーが復活。富谷市特産のブルーベリーを使用したジャム、ゼリー、サイダー、地酒などを買うことができます。
2 富谷宿焼 くんぷう
富谷宿で育まれた陶土や灰を用いて時間と手間をかけ丁寧に焼き上げる富谷宿焼。
自分の好きな形や装飾が楽しめる手びねりと、本格的な電動ろくろの2種類の陶芸体験ができます。一人から受け付けています。ホームページで空き状況を確認すると確実(当日受付可)です。予約もできますので、気軽に体験してみては。
店内にディスプレイされた焼き物は購入できます。実用的なものから飾っておきたくなるのもなど、思わずほしくなるものばかり。一点ものを手にされては。
【営業時間】11:00〜17:00(定休日:毎週火曜日)
3 EIGHT CROWNS
宮城県在住のロックバンドMONKEY MAJIK(モンキーマジック)のメンバー、メイナード・プラントさんと菊池拓哉さんが立ち上げたハチミツのお店です。
蔵がお店になっています。
蔵内の正面にはロゴが。おしゃれ。
店内はやや暗めのトーンで、雰囲気があります。はちみつ酒「ミード」は、はちみつが原料の人類最古のお酒だそう。
EIGHT CROWNSのロゴが入ったアパレルなども販売されています。
【営業時間】11:00〜17:00(定休日:毎週火曜日)
【HP】https://eightcrowns.co.jp/
4 mamemaru +(まめまるぷらす)
国産大豆のプロが運営する大豆カフェ。今年5月オープンしたばかりのお店です。
入口ではかわいい豆キャラが迎えてくれます。
地元の大豆「ミヤギシロメ」を使った湯葉丼、大豆を使ったカレーや台湾で人気のシェントウジャンや豆花などオリジナルメニューが豊富。
とろ湯葉ごはん。湯葉がクリーミーでとろとろでした。湯葉とイクラの相性もグッド!「もっと食べたい」と思える一品。さすがお店イチオシのメニュー。思わずおかわりしたくなりました(笑)。まさにリピート必至!
やみつきキーマカレー。見た目から食欲をそそります。夏野菜との相性もバッチリ!辛さも汗が流れ落ちるほどではなく、程よく辛い。キーマカレーに豆、合いますね。噛みごたえもあり一気に完食しました。
大豆あんを使用したどら焼きもおすすめ。ランチもどら焼きも人気で時間によっては品切れのことも。
【TEL】080−4515−2110
【営業時間】11:00〜17:00(ラストオーダー16:30 定休日:毎週火曜日)
5 中華屋 丹心
本格中華が味わえるお店。店名「丹心(タンシン)」とは真心の意味を持ち、「丼1杯にたくさんの想いを詰め込んであなたへ届けたい」という店長の熱い思いが込められているそう。店内だけではなく、テイクアウトして自宅でゆっくり味わうのもおすすめです。
店内はテーブル席2卓、カウンター席6脚。子供連れ客への気遣いも細やかで、店員さんの優しさがうれしい。
丹心人気メニューのタンシンメンはナスを使ったあんかけラーメン。焼きシューマイがついたセットメニュー「醬(ジャン)」を注文。スープが少なめでたっぷりのあんと麺がしっかり絡んでおいしい。辛さもちょうど良く、ナスの炒め具合が食欲を倍増させます。焼きシューマイも焦げ目からは想像できないソフトな歯応え。丹心を訪れたらセットでいただきたい一品。
もう一品は肉あんかけチャーハン。チャーハン自体はほとんど味付けされてなく、醤油ベースのあんをチャーハンと混ぜて食べます。新しいチャーハンの形と味に魅了され、あっという間に完食。
そしてもう一つ紹介したいのがこれ。各テーブルに置かれている交換日記です。「○○帳」ではなく「交換日記」であるところがポイント。お客様の書き残した内容に全てコメントが入っています。丹心さんのお客様を大事にしている真心が感じられました。
【TEL】090−6686−1038
【営業時間】11:00〜17:00(ラストオーダー16:30 定休日:毎週火曜日)
【HP】https://chukaya-tanshin.com/
6 &Tomiya Gelato
空腹を満たしたあとはデザートがほしくなリますね。ありますよ!ジェラートのお店が!ジェラートはイタリアのジェラート製造機「カタブリガ」で作っています。
富谷のブルーベリーやお茶などの地元食材などを使った各種フレーバーが味わえます。サイズはトリプル、ダブル、シングル、キッズから選べます。
左からチョコミント、チョコソルベ、レモン、ブルーベリーを注文。よくばり(笑)。ジェラートはきめ細かく、口あたりはなめらか。それぞれに素材の味がしっかりと引き出され、コクも感じられるジェラートです。
【TEL】090−8614−1038
【営業時間】11:00〜17:00(定休日:毎週火曜日)
【HP】https://candybase.stores.jp/
土日は毎週のようにイベントが企画されており、何度でも足を運べるスポットになっています。内容によって自らが参加できるイベントが見つかるかもしれません。ホームページ、インスタグラム等でチェックしてから出掛けると良いでしょう。1日、半日と時間を掛けるのもよし、お出掛けの際にちょっと立ち寄るのもよし。とみやどに行ってらっしゃい!
−基本情報−
富谷宿観光交流ステーション「とみやど」
【住所】宮城県富谷市富谷新町111-1
【電話番号】022-347-3344(代表)
【営業時間】10:00〜17:00(金・土・祝前日も同じ)
【定休日】火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
【アクセス】仙台北部道路富谷ICより車で5分
この記事のライター
ニックネーム/Tori 仙台在住でドローンパイロットをしています。四季折々の美しい風景や霊視ある建物、地元のお店など、ドローンならではの視点から宮城の魅力を発信しています。空から見た宮城の新しい一面を交えながら多くの人に届けたいと思っています。私の記事を通じて宮城県の豊かな自然や文化、温かい人々の魅力を再発見してもらえたらうれしいです。 |
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